眼科専門医試験解説

【解答速報】第33回 眼科専門医認定試験 臨床問題 過去問解説

第33回 眼科専門医認定試験 臨床問題の解答速報です。
最速で作ったので詳しい吟味は出来ていませんので間違い箇所がございましたらお問い合わせ欄もしくはTwitterのDMより指摘いただければ助かります。
今後徐々に解説を更新していく予定です

問題についてはLINEオープンチャットで共有していますが、欲しい方は問い合わせ欄もしくはtwitterのDMで連絡いただければ共有致します。

1問:網膜の病理

答えはe

神経線維層が厚いので神経近くだと思いました

2問:脂漏性角化症

答えはe

3問:結膜悪性黒色腫

答えはb

異型細胞もありますので、肉眼所見からも悪性黒色腫を疑います。
メラノサイトーシスなら結膜上皮や基底層に異型メラノサイトが存在しているのがわかるような病理像が出るはずです。

4問:研究

答えはb, e

5問:網膜芽細胞腫

答えはa, b

6問:アミロイドーシス

答えはe

7問:霰粒腫

答えはa

8問:アルカリ外傷

答えはd

9問:ヘルペス

答えはd

長期免疫抑制点眼に伴い上皮型角膜ヘルペスを発症した症例だと思います。
フルオレセイン染色像では辺縁にターミナルバルブを認めます。

10問:濾過胞感染

答えはb

11問:Terrien角膜変性

答えはd

充血や痛みなどの所見が出ていないので炎症性疾患であるモーレン潰瘍などでなく、こちらの疾患を疑います。

12問:アカントアメーバ

答えはd

13問:顆粒状角膜ジストロフィ

答えはa, e

14問:虹彩嚢腫

答えはc

基本経過観察で問題ありませんが、視力や内皮障害が出れば単純切除です。

15問:液状白内障

答えはb

16問:スタルガルト病

答えはd, e

Best病とも悩みましたが年齢の割に視力が悪いのと、FAGでのダークコロイドからこちらだと思います。

17問:AZOOR

答えはc

18問:網膜細動脈瘤破裂

答えはc?

動脈瘤の部分を切っているOCTがcですかね?自信無し。

19問:近視性脈絡膜新生血管

答えはa

眼底に出血を認めますが、FAGやIAでは新生血管を認めないので単純出血ですので経過観察で問題ないかと。

20問:MEWDS

答えはb

21問:type2 CNV

答えはc

これは特発性脈絡膜新生血管とpachychoroid neovasculopathyで迷いました。
OCTではtype2CNVがあり、FAGではclassic CNV様です。
脈絡膜の血管拡張があり、IAで拡張した脈絡膜血管を認めるような気もしましたが、PNVは基本的にtype1CNVですので、年齢からも特発性脈絡膜新生血管かと思います。

22問:急性網膜壊死

答えはe

23問:糖尿病虹彩炎

答えはa

24問:先天無虹彩

答えはa, b, d

チン氏帯脆弱も20〜50%程度に合併するようなので誤りとは言い切れません。
答え3つあるように思います。

25問:陽性γ角

答えはe

26問:スターウェーバー症候群

答えはa

27問:大型弱視鏡

答えはb

28問:検影法

答えはe

29問:外転神経麻痺

答えはe

交通事故による外転神経麻痺です。
外傷性の外転神経麻痺では受傷から6ヶ月程度は自然回復の可能性があり、まだ1ヶ月しか経過していない本症例ではいきなり斜視手術はやりすぎに思います。
症状が固定するまではボツリヌス注射等の治療で複視を改善させつつ、症状改善してから斜視手術やプリズム眼鏡を使用するのがよいと思います。

30問:急性内斜視

答えはa

外転神経麻痺ではないのでJensen法は誤りです。
ボツリヌス注射は12歳以上なら適応可能ですので行えます。

31問:アノマロスコープ

答えはd, e

32問:Leber遺伝性視神経症

答えはb

33問:視神経鞘髄膜腫

答えはc

34問:海綿静脈洞症候群

答えはc

動眼神経麻痺、外転神経麻痺を認めます。
視神経障害は認めないので海綿静脈洞の異常を疑いますのでcが答えだと思います。

35問:Horner症候群

答えはc or e?

低濃度フェニレフリンで散瞳しているので右眼のHorner症候群を認めます。
選択肢のうちで上記原因となるのは内頸動脈解離とTolosa-Hunt症候群です。
いずれの疾患も突然発症の痛みを訴えますが、眼深部痛はTolosa-Hunt、後頭部や頸部痛みは内頸動脈解離の傾向がありますが特異的な症状ではありません。
眼筋麻痺の症状が無いのでTolosa-Hunt症候群の診断基準は満たさないので内頸動脈解離になりますかね?
もうすこしキチンと情報がなければ診断には至らないのであまり良い問題では無いように思います。

36問:落屑緑内障

答えはd or e?

dが落屑緑内障で、eは色素緑内障かもしれません。

37問:新生血管緑内障

答えはd, e

38問:チン氏帯脆弱

答えはa, d

片眼だけ前房が浅くなっており、僚眼の手術歴も無いので患眼のチン氏帯脆弱を疑います。
落屑症候群や外傷歴が重要です。

39問:緑内障性乳頭変化

答えはd

NFLDのエッジに乳頭出血を認めた場合は乳頭出血の側にNFLDが進行していくようです。

40問:眼球打撲

答えはc

41問:角膜穿孔

答えはc

42問:空気瞳孔ブロック

答えはa

43問:角膜移植

答えはc, d

44問:水晶体脱臼

答えは?

45問:レーシック後

答えはa

レーシック眼の眼内レンズ計算にはHaigis-LやBarret TrueK式などが使用されます。
Haigis、Barrett UniversalⅡ、SRK/Tなどが通常の白内障眼のレンズ計算に使用されます。

46問:グリスニング?

答えはc

IOL後面が透見できなくなっています。

ボシュロムのハイドロヴューというIOLでカルシウム沈着が問題となったことがあるそうです。
そのIOLも問題画像と同じ青色の足の3ピースレンズなのでこれのことを示しているのかと思います。
厚生省の報告へのリンクはこちら

47問:白内障術後眼圧上昇

答えはb?

白内障術後前房が浅くなり眼圧上昇を認めています。
悪性緑内障に対して前部硝子体切除を行うということでしょうか?

48問:線維柱帯切除術

答えはa

術後低眼圧に伴う脈絡膜剥離を認めます。前房形成できておりリークなども無ければ経過観察です。

49問:隅角閉塞

答えはd, e

虹彩前癒着による閉塞隅角となっていることが、画像所見より疑われます。
緑内障ガイドラインでは慢性閉塞隅角緑内障では、隅角癒着の解除と水晶体再建術の併用の有効性が記載されています。

50問:バックル

答えはc?

最後の問題ということもあり頭がこんがらがって間違えました(笑)
レンズで見る限りマーキング部位よりも周辺部に円孔があるので、答えはcかdに絞られます。
マーキングの高さも向きもずれているので、まず円孔と同じ高さにするにはcとdの間にマーキングをずらします。
そして円光はレンズで見たままでは左下にあるので、反対の右上にマーキングを動かせばよいのでcが答えだと思います。

こちらの記事もおすすめ!