眼科オススメ書籍紹介

【保存版】眼科医におすすめの教科書 28選【専門医試験対策にも】

焦って書類を書く白衣の人のイラスト(男性)

「眼科医になってなんとか毎日の業務はこなしているけれど、キチンと眼科の勉強をしたい。しかし眼科の本はたくさんあってどれから読んだら良いか知りたい。」

こういった疑問に答えます。

目次

本記事の内容

本記事では眼科医が読むべきオススメの本と具体的な勉強法について解説しました。各分野について最低1冊は読むべき1冊を紹介するようにしましたので、興味のある分野の本から読み始めてください。
特に希望がなければ一般外来で頻度の高い前眼部疾患緑内障糖尿病網膜症等から始めていくのが良いと思います。

ちなみに眼科の勉強をほとんどしていない状態だったり、初期研修医であればまずは拙著の眼科医1年目の教科書、もしくは初心者用の記事を用意しておりますので先にこちらをお読みください。

著者の情報

私自身はこれまで手当り次第に眼科関連の書籍を読み漁っており、一般眼科外来をする上ではほとんど困ることは無い状態です。本記事で紹介している本は全て最後まで読み終えたものばかりで、特に記事を書いている現在も内容が頭に残っている本のみを選びましたので信頼いただけると思います。

各分野別の眼科医おすすめの教科書一覧

角結膜疾患の教科書

角膜疾患−外来でこう診てこう治せ

角結膜疾患についての勉強は写真が豊富な本が良いと思います。
特に前眼部は細隙灯でひと目見れば診断がつくことも多いので、可能な限り多くの写真を見ることが効果的です。
また、こちらの書籍では具体的な治療戦略についても載っているのではじめの1冊に最適です。

眼感染症診療マニュアル

角結膜疾患と感染症は切っても切れない関係にありますので、感染症の勉強をすれば角結膜疾患の苦手意識は薄れます。
抗菌薬や菌は多くの種類があって苦手意識を持っている先生もいらっしゃると思いますが、どこかで一度腰を据えてきっちりと勉強することが重要と思います。
薄い読みやすい雑誌などで勉強したとしても枝葉の知識しかつけることが出来ないので、一度はこの本のようなしっかりしたものを通読することをオススメします。
感染症については基本的な考え方がわかっていない場合にはこの記事で紹介している書籍をお読みいただければ嬉しいです。

緑内障の教科書

緑内障診療ガイドライン(第4版) 平成30年

https://www.ryokunaisho.jp/guidelines/guidelines_all.pdf

緑内障について勉強する場合には書籍よりもまずガイドラインを読み込むことをオススメします。
本を1冊読むよりも短いですし、緑内障治療の考え方や点眼薬の選択、検査での進行度評価についての知識の土台を作るには十分です。

All About開放隅角緑内障

ガイドラインで一通りの知識の土台を得た上で、さらに知識を深めるにはこちらの書籍がオススメに感じました。
眼科臨床エキスパートシリーズは値段が高いのが玉に瑕ですが、1冊読み切ればその分野について深い知識を得られます。
緑内障の中でも開放隅角緑内障は非常に患者数も多く、外来でも診ない日は無いと思いますので、早い段階で苦手意識を無くすべきです。
何冊も別の書籍を読むよりはこれを1冊読み切って知識の柱として、その後は最新の治療などを論文やOCULISTAなどの雑誌で知識アップデートしていけば良いと思います。

糖尿病網膜症の教科書

知っているようで知らない新しい糖尿病網膜症診療

糖尿病網膜症についてはこちらが最初の1冊にオススメです。
画像も豊富で見やすく、過去の研究データもまとまっているのでこの本の内容がわかっていれば一般の眼科外来では困りませんので、あとは困った際に適宜調べながら知識をつけていけば良いと思います。

ぶどう膜炎の教科書

所見から考えるぶどう膜炎

ぶどう膜炎の診断について学ぶ上ではこちらが最適です。
肉芽腫性、非肉芽腫性のぶどう膜炎の炎症細胞の違いからどのような所見を認められるかが系統立てて説明されているので、各所見の意味まで理解することが出来ます。
各論でも主要疾患の重要所見は網羅されています。
いきなり通読が難しい場合には、まずは総論部分だけでも通読しておいてぶどう膜炎に出会った際に再度調べる形でも良いと思います。
問題点としては治療については書かれていませんので、そちらについては別に紹介する本をお読みいただければ幸いです。

眼科診療クオリファイ(13) ぶどう膜炎を斬る

前眼部や眼底の画像所見が豊富なのと、治療方法まで網羅されているのでこちらもオススメです。
ぶどう膜炎というもの自体への理解を深めるという意味では上記の眼科臨床エキスパートの方がオススメですが、読みやすさと画像・治療が載っている点などにおいてはこちらに軍配が上がります。
個人的にはエキスパートで土台を作って、クオリファイで復習しながら治療を確認。そして後述のぶどう膜炎診療ストラテジーで実際の症例や処方例を確認という流れの勉強をオススメします。

症例から学ぼう ぶどう膜炎診療のストラテジー

様々なぶどう膜炎疾患の症例集です。
具体的にどのような患者に対して、どの疾患を疑い、検査をして、どのような治療を行ったかの処方例まで載っているので実際の臨床に即した知識を得ることが出来ます。
問題点としてはぶどう膜炎についてよくわかっていない状態で読んでしまうとついていけない可能性がありますので、上記2冊を読み終えたあとでこちらのぶどう膜炎診療のストラテジーを読むのをオススメします。

加齢黄斑変性症の教科書

加齢黄斑変性 第2版

この本は非常に大きくて、ハードカバーなので書店で見かけた時には手に取ることは無いと思います。
しかし、実際読んでみると加齢黄斑変性症について基本から丁寧に書いてあり、通読するのもあまり苦になりませんし、事前知識無しでも読むことが出来ます。
新生血管の発生の基礎から、各種加齢黄斑変性症について、過去の抗VEGF薬の投与時期の研究について全て網羅されており、1冊持っていれば辞書代わりにも使えます。

新OCT・OCTA読影トレーニング

加齢黄斑変性の知識の土台は上記の書籍が最適だと思っていますが、やはり分厚く読むハードルが高いのもわかります。
その点ではこちらの本は画像所見が豊富で、特にOCT全般を学ぶ上で非常に優れています。
何より読むにあたってとっつきやすいのと、様々な疾患でOCT検査は重要なので早い時期にOCTについてもしっかり勉強しておくべきですので、OCTの勉強入門のためにも後期研修医の頃に読んでおくことをオススメします。

網膜疾患の教科書

眼底疾患パーフェクトアトラス

広く浅くですが、様々な疾患が見開き2ページ単位で眼底写真つきで解説されています。
また、眼底写真だけではなくその疾患に重要なOCTやERG所見なども合わせて掲載されています。
眼科の勉強をしはじめたばかりの頃に読んだとしても、あまり知識として残ることは無いかもしれませんが一度読んでおけば、その疾患に出会った時に「あの本に載ってたな」と思い出すことが出来、その際に見直せば知識として定着します。
また、ある程度眼科の勉強をした上で読み返すと自分の知識の整理のためにも役立ちます。

どうとる?どう読む?ERG

網膜疾患を診る上でERGは非常に重要な検査ですが、苦手な先生が多い検査でもあります。
後期研修医の頃は網膜色素変性症でflatになるくらいしか知りませんでしたが、フラッシュERGだけでなく杆体反応・錐体反応・フリッカーなどを合わせてみることで多くの網膜の情報を得ることが出来ます。
ERGはとっつきにくい検査で、ERG検査を要する疾患は遺伝性疾患などややこしい疾患が多いので、この本のように1冊にまとめられている書籍をじっくり読むのが効果的な勉強法です。
問題点としてはERGだけの本の割に値段が高いことです。
もう少し薄い本だと後述のOCULISTAでも代用可能です。

OCULISTA 網膜電図を使いこなす

上記のどうとる?どうよむ?ERGを読むのはしんどい・高いと感じる場合はこちらのOCULISTAの特集号でも良いと思います。
実際私もERGの勉強のはじめはこちらの本から勉強しました。

神経眼科の教科書

神経眼科診療のてびき 第2版

神経眼科も苦手な先生が多い領域だと思いますので、画像が多めで読みやすくて1冊で最低限の知識を身につけることが出来るこの本をまず紹介します。
神経内科的な知識を全て忘れてしまっていても、はじめから丁寧に解説してくれているので問題なく通読できます。

神経眼科学を学ぶ人のために 第3版

上記の神経眼科臨床のてびきと比べると疾患各論の内容が非常に充実しており、画像も豊富ですので神経眼科臨床のてびきで入門的な知識を手に入れて、さらなるステップアップにこちらの本を読むとよいと思います。
2021年に第3版が出版されたので比較的新しい知識も網羅されているので辞書として本棚に加えるのにもオススメです。

神経眼科臨床のために 第3版

画像はあまりなく、文字の分量が多いのでとっつきにくいかもしれませんが神経眼科に必要な知識が系統立てて学べるように丁寧に解説してくれており、文章も読みやすいので一読の価値アリです。
上記2冊を読んだ上でさらなるレベルアップを目指す方にオススメです。
特に所見と鑑別疾患についてと、眼振の所見についての詳しさは現行の神経眼科の書籍でも一番だと思います。
問題点としては2011年出版のため最新の知識は網羅されていないところと、画像が少ない点です。

斜視・弱視の教科書

小児眼科・弱視斜視外来ノート

斜視弱視の勉強は苦手な人が多いので、いきなり分厚い本を紹介したら心が折れると思いますのでこちらから。
手帳サイズでポケットにも入り、必要最低限の知識が細かくまとめられています。これをベースに知識を肉付けしていけば良いと思います。
僕はこれに追加で得た知識を適宜書き込みながら勉強をはじめました。
問題点としては本の材質的に少し開きにくいところです。

視能学 第3版

斜視弱視の勉強において、様々な検査がありますのでそれらの理解が非常に重要です。
初心者用の記事でも取り上げましたが、この視能学は視能訓練士の国家試験用の教科書で、特に検査や斜視弱視についてわかりやすく書いてあるので眼科医としても必読書です。
しかし、あくまで視能訓練士目線なので眼科医目線で書かれた本も合わせて読むことで、検査・病態・治療を網羅できるようになります。
合わせて読む本としては次のクオリファイがオススメです。

眼科診療クオリファイ(22) 弱視・斜視診療のスタンダード

基本から、斜視の具体的な手術についてまで全て網羅されており、イラストも多いので、斜視弱視の勉強のためには一番良かったように思います。
自分は上記2冊と合わせて読み終えた時に、少し斜視弱視に対するアレルギー反応がなくなったように感じました。

小児の弱視と視機能発達

1冊まるごと弱視の基礎研究から臨床まで書かれています。
弱視についての大抵のことはこれでわかります。
ただ、ある程度弱視についての基礎知識が無いと難しいと思いますので視能楽とクオリファイを読み終えてからをオススメします。

腫瘍の教科書

眼瞼・結膜腫瘍アトラス

外眼部の腫瘍は外来でも意外と多く遭遇する疾患で、こちらの本では非常に多くの写真と共に各疾患について解説されているので、困ったときにもこのアトラスを眺めていると自分が出会った症例とよく似た写真を見つけることが出来ます。
眼瞼と結膜腫瘍の本はこれで間違いないです。

眼内腫瘍アトラス

上記の眼瞼・結膜腫瘍アトラスの眼内腫瘍版です。
眼内腫瘍は出会う頻度は少ないかもしれませんが、悪性黒色腫など見逃すと命に関わる疾患がありますので一度は勉強しておくべきです。
こちらも上記同様に写真が非常に豊富で読みやすいので合わせて買っておくべきだと思います。

未熟児網膜症の教科書

未熟児網膜症

未熟児網膜症は実際見たことが無いとなかなか勉強は難しいですが、いつか見なければいけない日が来ますし、専門医試験にも毎年出題されますので、他の勉強が一段落した時にでも一度勉強しておくと良いと思います。
未熟児網膜症に関してはこの本が現状最高の出来で、眼底写真も豊富で2018年出版のため抗VEGF薬など最新の治療も網羅しています。
未熟児網膜症を勉強しようと思ったら何も考えずこれを買えば良いと思います。

眼鏡・コンタクト処方の教科書

眼鏡・コンタクトレンズ処方ハンドブック

眼鏡やコンタクトレンズの処方は視能訓練士さんに頼りっきりの先生も多いような気がします。そういう私もそうだったのですが、処方した眼鏡で患者満足度が得られなかった場合に、やはり自分の責任で眼鏡を調整し直す必要を感じて勉強するようになりました。
両眼同時雲霧での視力検査が出来ると言い切れない先生は一読の価値ありです。
事前知識無しでも読めるように基本的なところから解説してくれていますし、case studyも充実しています。

解剖の教科書

眼科診療クオリファイ(30) 眼の発生と解剖・機能

私のブログにもいつも書いていますが、眼科の疾患を単純に覚えるのではなく解剖を考えた上でどの部位に異常が起きているかという知識は非常に重要です。
例えば嚢胞様黄斑浮腫を例に挙げると、網膜は内層が網膜からの血管、外層は脈絡膜からの血管により栄養されています。そして網膜血管の末梢から水が漏れることによって嚢胞様黄斑浮腫となるので浮腫は内顆粒層と外網状層の間に生じます。
このように解剖と病態をリンクさせて理解することで、知識が定着しますし、専門医試験の一般問題対策としても有効です。
その解剖を学ぶ上ではこちらの本がシェーマも説明も非常にわかりやすく、私のブログ記事もこの本を大いに参考にしています。

感染症の教科書

眼科抗菌薬適正使用マニュアル

眼科臨床において抗菌薬を使用する疾患について網羅的にまとまっており、各疾患について、具体的な処方例や投与期間についてもまとまっている良書です。
ポケットサイズで、外来にあれば心強い一冊です。
これを読んで「とりあえず抗菌薬処方」を卒業しましょう!

絶対わかる 抗菌薬 はじめの一歩

眼科の本では無いのですが、眼科領域でも感染症と出会う頻度は多いですが感染症や抗菌薬の選び方についてのトレーニングを積んだことのない眼科の先生はまだまだ多いです。
抗菌薬のPK/PD理論や殺菌性と静菌性の抗菌薬についてよくわかっていないという先生は是非一度読んで頂ければと思います。
後半の具体的な疾患のところは飛ばしてかまいませんので総論と眼科で使用する抗菌薬のところだけでも是非。

抗菌薬の考え方, 使い方 ver.4

こちらも眼科の本ではありませんが、非常に詳しく各抗菌薬の特性や注意点について解説されています。
こちらも総論部分と眼科で使用する可能性のある薬のところだけでも良いので是非ご一読ください。
例えば眼科医にとって最も身近なクラビットですが、内服で処方する際にはマグミットやフェジンなどの薬を持参薬で飲んでいたらクラビットが体内に吸収されにくくなることや、NSAIDsとの併用でけいれんを引き起こす可能性があること、アキレス腱断裂や大動脈解離の副作用があることなど眼科の本に書いていないけれど重要なことがたくさん学べるはずです。

自分の眼科診断力の腕試し

眼科鑑別診断実力アップQ&A

厳選された107の症例について鑑別疾患や確定診断を答えていく形式の問題集のようなものです。
様々な疾患や所見について、どのような鑑別疾患を考えてどのような検査をして、確定診断は何だったかの問題と答えが載っています。
あまりマニアックな疾患は無く定番のものばかりですので、全問即答できるレベルを目指してください。そうすれば、一般眼科外来で困ることはほとんどなくなります。
もし答えられない疾患があれば、そこが自身の弱いところなのでそこを重点的に勉強しなおせば総合的に診れる眼科医になれるはずです。

診断学の教科書

誰も教えてくれなかった診断学

診断学と聞くと難しい話のように感じるかもしれませんが、個人的には全ての眼科医も知っておくべき知識だと思っています。
具体的には、検査や診察では感度や特異度が大切だよという内容です。
何かしらの検査をして陽性となればその診断に飛びつきたくなってしまいますが、その時に論理的に考える必要があります。

例えば、採血で抗核抗体が陽性だったからと言って他に症状がなければ何の診断にもつながりません。ぶどう膜炎採血で抗核抗体が陽性でリウマチ科に紹介しても何もありませんと言われた経験がある方も多いのではないでしょうか?抗核抗体は特異度は低いので陽性だったとしても他の症状と組み合わせなければ診断には近づけません。しかし感度が非常に高いのでSLEを疑った患者の抗核抗体が陰性だったならSLEの可能性はぐっと下がります。
このような論理的な考え方が診断に大切だということがわかる一冊です。
興味があれば、リーズナブルで薄い本なので是非。

眼科医におすすめの教科書紹介を終えて

ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でした。

この記事で紹介している本は全てが私の今の知識の根幹となっているもので、手の内を全て晒したような感覚です(笑)。

効率の良い勉強のためには、今回紹介した本を全て読んで頂くのが最も良い方法だと信じています。
ですが言うまでもなく本を読むだけではだめで、眼の前の患者さんに真摯に向き合うことが非常に大切です。本で読んだだけでは知識は定着しませんが、実際ある疾患の患者さんと出会いその時に調べ直した知識というのは頭に残ると思います。

しかし一度も本で読んだことがなければ、ある疾患の患者さんがいたとしても原因疾患を思い浮かべることすら出来ずにそのままで終わってしまいます。

ですので私の勉強の仕方としては、まず本である程度の勉強をして頭のなかに様々な疾患の引き出しを作るイメージです。
一度読んだだけでは引き出しに入れた気がするけど、どこの引き出しかはうろ覚えの状態です。
そして実際の臨床である疾患の患者さんに出会った時には「あの辺の引き出しに入れた気がする」程度は覚えているのでもう一度その分野の本を読んで引き出しから知識を出してきます。
そうして引き出しの場所の記憶を強めつつ、時間がある時に別の本を読んで新たな引き出しを増やし続けます。

早い段階で眼科診療で使う一通りの疾患の引き出しを作り終わることができれば、ある所見を見た時に鑑別に挙げられる疾患が他の人とは段違いになり、外来を毎日重ねるだけでも通常の何倍ものスピードでレベルアップしていけると思います。

読書が苦手な人はどうすれば良いか

1冊の本を読み切ることが出来ない人は、薄い本でも良いので1冊読み切るという成功体験を重ねるのが一番だと思います。

読みたい本があるけど1冊全部はハードルが高いと感じれば今月は総論だけ全部読むなど実現可能な目標をたてたり、仕事が終わってから10ページ分読んでから帰るというような自分ルールを作るのも有効です。
そしてそのルール通りに1冊読み切れれば、大きな自信に繋がります。

ここで注意点としてはあまり厳しい目標をたてないようにすることが大切です。よくあるのが、いきなり毎日50ページ読むとか目標をたてて2日ほど頑張ったけど3日目で緊急手術で遅くなって読めなくて、そのままずるずる読まなくなってしまうパターンです。
ですので確実に実現可能な目標にしつつ、緊急手術があったときは免除などでもOKです。

日課を続けるコツとしては周囲に言うのが一番だと思っています。
パートナーでも両親でも、twitterや自分のブログでも良いので、「今日から毎日本を10冊読むことにした」と宣言して毎日ちゃんと実行できたかどうかを報告し続けます。
そうすると周りの目を感じるようになるので、日課が出来なかった日は自分に罪悪感を感じるようになり、むしろ日課をこなさないと気持ち悪く感じるようになります。
そうなればこっちのもので、あとは毎日続けるだけです。

私の経験から言うと100日ほど続けられれば歯磨きと同じレベルの日課になります。