眼科専門医試験解説

第37回 眼科専門医認定試験 臨床問題 過去問解説

第37回 眼科専門医認定試験 臨床問題の解説を行います。
公式解答は発表されておりませんので間違い箇所がございましたらお問い合わせ欄もしくはTwitterのDMより指摘いただければ助かります。

問題については以下↓の眼科学会ホームページよりダウンロード出来ます。

専門医試験過去問(日本眼科学会HP)はこちらから(未公開)

第37回臨床問題の解説はこちらから

1問:眼トキソプラズマ

答えはa

2問:視野の問題

答えはb, e

3問:箱ヒゲ図

答えはa, b

4問:カプランマイヤー曲線

答えはb

5問:特異度

答えはd

6問:眼窩底骨折

答えはa, c

7問:バックル

答えはd

8問:涙嚢腫瘍

答えはb

9問:涙小管炎

答えはb, d

10問:春季カタル

答えはa

11問:角膜障害

答えはc

12問:動脈瘤破裂?

答えはb

13問:クリスタリン網膜症

答えはb, e

14問:RAP

答えはa

15問:未熟児網膜症連問

答えはc, d

16問:未熟児網膜症連問

答えはd

17問:網膜分離

答えはa, or c?

分離自体はましになっているので下液が引くのをまつしかないかと思いましたが自信ありません。

18問:Best病

答えはa

19問:大視症

答えはd

20問:脈絡膜血管腫

答えはb

21問:悪性リンパ腫

答えはc, e

22問:不同視

答えはc

23問:輪部デルモイド

答えはb

24問:複視治療

答えはb

25問:上斜筋麻痺

答えはc

26問:色覚異常

答えはa

27問:視神経炎

答えはc?

両眼性の視神経乳頭腫脹とMRIでの視神経高信号、対光反射減弱を認めることから両眼性の視神経炎を考えます。

小児視神経炎は基本的に両眼性で乳頭炎型のことが多く、ウイルス感染やワクチン接種後にADEMや髄膜炎に伴う視神経炎となることもあります。

視力が0.01など高度の低下を伴っても予後良好なのですが、この症例は両眼が光覚無しというのが重症すぎます。ここまでの障害の場合は抗AQP4抗体陽性などを考えますがすでに陰性です。しかし抗AQP4抗体は通常のELISA法では偽陰性があるので、私であればCBA法で再測定すると思います。

とはいえ専門医試験的には抗陰性なので視神経炎として予後良好というのが答えでよいのかもしれません。

28問:虚血性視神経症

答えはa

29問:甲状腺眼症

答えはa, e

30問:ねこひっかき病

答えはa

31問:陳旧性瞳孔緊張症

答えはd or e?

32問:両耳側半盲

答えはc

33問:隅角鏡

答えはb

34問:緑内障

答えはa

35問:眼虚血症候群

答えはb, e

36問:隅角所見

答えはd

37問:異物

答えはa, b, c

38問:ガス白内障

答えはa

39問:外傷性黄斑円孔

答えはa

40問:キノロン耐性コリネバクテリウム

答えはb

41問:涙嚢炎

答えはc, e

42問:先天性涙嚢ヘルニア

答えはc

43問:翼状片手術

答えはb

44問:LASIK後

答えはc

顆粒状角膜ジストロフィー2型のLASIK後増悪です。同じ画像が論文にありました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34599746

45問:上皮幹細胞疲弊症

答えはa, e

46問:角膜移植後

答えはb

47問:角膜移植

答えはe?

移植片分厚いのでDMEKではなくDSAEKだと思います。

48問:バックル

答えはe

49問:毛様体剥離

答えはc

50問:小眼球

答えはd, e

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