網膜疾患

Eales病について

こんにちは!眼科医ぐちょぽいです!

本日はEales病について勉強していきます。

Eales病とは

Eales病は網膜血管の白線化、無灌流領域、網膜静脈周囲炎などを来す原因不明の疾患です。
若年男性に多く、90%近くが両眼性です。

無灌流に伴う新生血管により硝子体出血を繰り返すことがあり、原因不明の硝子体出血で想起する必要があります。

Eales病の画像所見

BRVOなどと診断されていることもありますが、動静脈交差部に関係なく血管途絶がみられることが鑑別点です。

その他の静脈周囲炎を起こすようなサルコイドーシスや結核などのぶどう膜炎が鑑別にあがりますので、全身検査を行った上での除外診断が基本です。

治療

治療の第一選択は光凝固です。硝子体出血を起こした場合には硝子体手術が行われます。

眼科専門医試験のために

専門医試験に出るとしたら治療で、第一選択の光凝固を選ぶような問題かとおもいます。
他にも光凝固が第一選択になる無灌流領域を生じるCoats病などと一緒に合わせて覚えておくといいかとおもいます。
あと血管異常系の疾患では高安病では治療はステロイドや抗血小板薬。
放射線網膜症では無血管野があれば光凝固。
三角症候群は有効な治療なし。

などなどありますので、併せて覚えると効率よく勉強できると思います。
この辺りの疾患はそこまで深い知識は要求されないと思うのでざっくりどんな疾患か、治療など知っておけば十分かと思います。

それでは本日はこの辺で。

こちらの記事もおすすめ!