神経眼科

輻輳について

こんにちは!眼科医ぐちょぽいです!

本日は輻輳について勉強していきたいと思います。

輻輳には以下の四種類があります。

  • 緊張性輻輳
  • 調節性輻輳
  • 近接性輻輳
  • 融像性輻輳

解剖学的安静位

まず、全く輻輳が働かない時は両眼とも外転位となります。
上下直筋が23度傾いていたことを思い出してみてください。

緊張性輻輳

緊張性輻輳についてです。
基本的に人は常に眼位が正位になるように輻輳が働いており、これを緊張性輻輳と呼びます。
死亡後の方では緊張性輻輳がなくなるので両外転位となります。

調節性輻輳

次は調節性輻輳です。
物体の距離に応じてピント調節と一緒に起こる輻輳です。
調節性内斜視はこれが原因で、AC/A比=調節性輻輳/調節=プリズム/ジオプターです。

近接性輻輳

さらに物体が近くに来ると、近くの物体に対する感覚によって引き起こされる輻輳を近接性輻輳といいます。

融像性輻輳

最後に、物体を両眼の中心窩で捉えて完全な両眼単一視ができるようにするための輻輳を融像性輻輳といいます。
これは例えば、新聞などでよくある二つの写真をそれぞれの眼で見ると立体的に見えるような画像を見る時などをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
最初は立体的に見えなくても、自分で距離やピントなど微調整をしているうちに単一視できると思います。ですのでこれは自分の意思で調節できるので随意運動です。

これに対して近接性輻輳などは反射的に起こるので不随意運動です。

近見反応

ちなみに過去問にもあったので、近見反応についてもまとめておきます

①まずはじめに見ようとする物体が近くに来ると、像はぼやけて中心窩からずれます。
②このずれに対してまずはじめに輻輳が起こります。
③そして像のぼやけに対してピント調節が起こり、それに付随して縮瞳が誘発されます。
輻輳はややこしいので、ざっくりこれくらいわかっていれば問題にも対応出来ると思います。

それでは本日はこの辺で。

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