視能訓練士国家試験解説

【解答速報】視能訓練士国家試験 第53回 午前 過去問解説

2023年の視能訓練士国家試験午前の過去問解説をしていこうと思います。

厚生省公開の国家試験過去問と解答はこちらから御覧ください(未公開)。

第53回午後の解説はこちら。

目次

1問:眼心臓反射

答えは4

2問:大細胞層・小細胞層

答えは2

3問:バリアフリー

答えは4

4問:B型肝炎ワクチン

答えは5

5問:虐待

答えは2

6問:糖尿病の眼合併症

答えは4

7問:随意筋

答えは1, 3

8問:下垂体腺腫

答えは4

9問:外傷後の感染予防

答えは1

10問:狭隅角眼に禁忌の薬剤

答えは1

11問:間接拮抗筋

答えは2

12問:光の干渉

答えは4

13問:微弱な電位を記録する検査

答えは4

14問:Teller acuity card

答えは5

15問:前庭眼反射

答えは2

16問:視運動性眼振

答えは5

17問:分光透過率曲線

答えは5

18問:立体視

答えは4, 5

19問:Goldmann視野計の指標強度

答えは2, 3

20問:像の横倍率

答えは3

21問:検査への姿勢や意識

答えは3, 4

22問:オートレフケラトメータ

答えは5

23問:自覚的視力検査

答えは4

24問:中心フリッカ検査

答えは5

25問:パネルD-15

答えは5

26問:両眼注視野検査

答えは5

27問:Goldmann視野計の測定

答えは2

28問:検査の侵襲性

答えは5

29問:問題指向型診療記録

答えは4

30問:両眼開放視力検査

答えは3

31問:クロスシリンダ

答えは3

32問:光学中心間距離

答えは3

33問:水玉様視野の検出

答えは5

34問:Solid pattern刺激

答えは1

35問:回旋斜視角の他覚的測定法

答えは2

36問:左滑車神経麻痺の内方回旋複視

答えは4

37問:対光反射の求心路

答えは4

38問:隅角検査

答えは4

39問:角膜について

答えは3, 5

40問:両耳側半盲

答えは3

41問:屈折矯正眼鏡による眼位矯正

答えは2, 5

42問:核間麻痺

答えは2

43問:慢性進行性外眼筋麻痺

答えは4, 5

44問:心因性視能障害

答えは5

45問:母子保健法による健康診査

答えは3, 5

46問:聴覚障害を伴う疾患

答えは2

47問:暗室で瞳孔不同が顕著となる疾患

答えは5

48問:眼瞼内反

答えは3

49問:MRIが病態の評価に有用な疾患

答えは1, 2

50問:部分調節性内斜視

答えは4

51問:間欠性外斜視

答えは3

52問:偽斜視

答えは2, 5

53問:右眼下斜視と内方回旋偏位をきたすもの

答えは3

54問:疾患と原因の組み合わせ

答えは2, 4

55問:先天上斜筋麻痺

答えは2

56問:眼窩吹き抜け骨折

答えは4

57問:プリズムメガネ

答えは2

58問:間欠性外斜視の融像除去眼位の測定

答えは1

59問:後天眼球運動障害の視能訓練

答えは1, 2

60問: 抑制の検出ができる立体視検査

答えは1, 5

61問:間欠性外斜視の視能訓練

答えは4

62問:Hess赤緑試験

答えは1

63問:網膜対応検査

答えは2, 3

64問:生理的眼振

答えは1

65問:微小斜視弱視の中心抑制暗点

答えは1

66問:先天性上転障害

答えは2

double elevator palsyです。

67問:右内斜視

答えは3

68問:ヒドロキシクロロキン

答えは1, 5

69問:夜盲

答えは1, 2

夜盲輪状暗点から疾患は網膜色素変性症だと思います。
ただ、これはあまり良い問題ではなくて5以外は全部あり得るように思います。

超初期だと判断するなら3, 4もありえるかもしれませんが、網膜色素変性症では初期から全てがflatとなることが多いです。

この症例では視力が保たれていますが、視力が保たれている症例でも錐体反応やフリッカ応答の振幅障害はみられることが多いので3,4は答えではなく、1, 2が答えだと思います。

フラッシュ応答ではflatとなることが多いですが、初期ではこの問題の2のような減弱型の波形となることもあります。小口病などの夜盲をきたす疾患では陰性型のフラッシュ応答となるので鑑別点でもあります。

70問:左眼の歪視

答えは5

71問:全身疾患を合併する水晶体異常

答えは5

上方に水晶体脱臼しているのでマルファン症候群を疑います。
ちなみに下方に脱臼していた場合はホモシスチン尿症を疑います。

72問:眼窩底骨折

答えは3

CTでは眼窩内に下直筋が確認できません。
これはmissing rectusという所見で、下直筋が骨折したところに挟み込まれている絞扼型を示唆します。緊急手術が必要です。

73問:白色瞳孔

答えは4

CTで眼内に石灰化病変を認めるので網膜芽細胞腫を疑います。

74問:頭部傾斜試験

答えは5

右にhead tiltした際に右眼が上転しているので右滑車神経麻痺を疑います。
外方回旋偏位が最も大きくなるのは外下方視をした際です。

75問:内斜視

答えは2

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