抗菌薬について

クラビットについて

こんにちは!眼科医ぐちょぽいです!

本日はレボフロキサシン(クラビット)について眼科医が知っておくべきことをまとめていきます。

クラビットとは

クラビットは点眼薬としても頻用しており、抗菌薬の中でも眼科医にとって最も身近なものではないでしょうか。

点眼でよく使用するので内服や点滴でも深く考えずに使用される場面を見受けますが、クラビットの全身投与にはいくつか注意点があります。

クラビット処方時の注意点

まずバイオアベイラビリティーは非常に良いので内服で使用するのには適しているのですが、マグミットやフェジンなどの金属が含まれる薬剤と同じタイミングで飲むと金属にクラビットが吸着されて腸で吸収されません。
高齢者ではマグミットを3錠分3などで飲んでいる方はたくさんいるので、クラビット内服処方の時は同じタイミングにならないように飲む必要があります(朝のマグミットはskipにしてクラビットを朝飲むなど)。

クラビットの投与量

基本的には腎機能正常の場合は500mg分1で処方します。

腎不全の場合、詳しい量はクレアチニンクリアランスによるのですが、なんとなく腎不全=半量と考えて500mg分1から250mgへと減らす人がいますが正しくは500mgを48時間おきに減らします。

クラビットの副作用

クラビットにはけいれん(特にNSAIDsとの併用で多い)、アキレス腱断裂など結構怖い副作用があります。
症例報告調べるとめっちゃ出てくるぐらいメジャーですが知ってる眼科医少ないです。
他の副作用としては大動脈解離や大動脈瘤などの副作用も添付文書に記載されています。

そんなリスクあるクラビットを使うべき症例は非常に限られていますので、使用される時は上記内容を把握された上で症例に適していると判断された時だけにしていただければ非常に嬉しいです。

眼科医が知らずに処方していて、重篤な副作用起こしても他科だったり他院へ行くので眼科医気付いてないパターンは結構あります。

クラビットと整腸剤

抗菌薬で下痢する場合に整腸剤を使うと思うのですが、エンテロノンR(Rがついているものは抗菌薬で死なない)というものが良く使用されますが、クラビットでは死にます笑
ですのでクラビットで下痢をする患者にはミヤBMを併用することを推奨します。

まとめ

今回はクラビットを全身投与する際に知っておくべき知識についてまとめました。

高齢者でマグミット飲んでいる方本当に多いのでこれだけでも是非覚えておいていただけると嬉しいです!
実際クラビット内服してるけど眼窩蜂窩織炎良くならないと送られてきてマグミットと一緒に飲んでたーみたいなことも経験あります(そもそも蜂窩織炎にクラビットを処方するのは不適ですが)。

それでは本日はこの辺で。

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